全てが いつも 束の間
過ぎ行く時間は 瞬く間
 
瞼を1度閉じるのと
其れほどの 違いがあるのでしょうか
 
私の これまでの時間も
過ぎてしまえば
何と云う事は無い
 
 
―――――――――――――――――――
 
土砂降りの雨を
浴びたいと思い
叶わぬを知る
 
出来ぬ事は 出来ぬ事
何事も 諦めが 肝心なのでしょう
 
 
――――――――――――――――――――
 
終わり良ければ・・
と 言うけれど
 
それまでの時は 長い
如何なるのか分からぬ時を
ただ ただ 過ごすのは
 
余りにも 長過ぎる
 
その時を過ごすのは
苦痛以外の 何ものでもない
 
 
――――――――――――――――――――
 
嫌いなものが 多過ぎる
 
だから
 
嫌いなものを 消してゆく
 
 
嫌いな時を
嫌いなものを
 
好きになる
 
 
                              10/30

 
気持ち良いほどの
寒さ 冷たさ
 
開きも過ぎ行くのだなぁ〜
などと 感じたりして
 
此の時期の 雨は
春の雨に 似ている
激しくなったり
緩やかになったり
 
それが また
心地良かったり
 
 
雨音に 耳を傾け
心の奥底を 覗き込んだり・・
 
など してみる
 
 
                              10/30

 
葉に落ちる 雨音
雨掛らぬ所で
風だけに吹かれ
 
雨音だけに 耳を傾ける
 
この小雨降る中
小鳥達は 何処へ行ったのだろう
 
 
                               10/29

 
風も無く
ただ 雨が降っている
 
静かに 静かに
雨音すら しないほど 静かに
 
 
―――――――――――――――――――――
 
誰も 居ない
誰も 居ない 此の場所が
心地良い
 
 
                             10/29