2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

撫子の花を見たいのです 強き風にも折れず 靡いている撫子の花を 激しき雨振りし後に 何事も無かったかの様に 背を伸ばしている撫子の花を 8/31

消え去る時をぼんやり眺め 眩い日差しに心の奥咽び泣く 息さえも止まっているかの様な 錯覚を覚えし 微動だにせぬ 変化無き空気 巣食う闇を追い払わんと 如何とせしと 気だけが急いて 愚かさ弱さ身に沁みて ふと気付けば 青き空に 星を探している ・・ 8/31

何故に此の道を選んだのでしょう 答え 選ぶしかなかったから 私は 私で居たかった ただ それだけのこと それなにの惑乱するのは何故に・・・ 根源が 弱さなら 強くなれない自分を恨む 弱さを与えた神を恨む 決して 決して許さないほどに 恨む 8/30

小さき花は 踏まれて泣くのでしょうか 強風雨に薙ぎ倒された草花は 恨むのでしょうか 泣く自分に嫌悪する 弱い自分にイラつく 笑っている自分に憤る 何故 何故に 自然のままに 為されるがままに 全てのものを受け入れて仕舞え無いのでしょうか 終わらせたい…

笑顔で居続けて 零れる涙 何故 雨は降らなかったのでしょう 天気予報では 雨だったのに・・・ 朝から 心の何処かで期待していた そんな自分が居ました どうして そんなに出来るの? その言葉が 氷の矢となって胸に突き刺さる 人じゃない 言われ続ける言葉 笑…

真実を伝える気などなくて それでも時折 叫びたくなる 例え 真実であろうとも それが 誰かを責めることになるのなら 決して 口にしまいと 誓った思いが 揺らぎそうになる 其の人には 其の人の人生があるのだから 生きて行く道を残しておきたい 罪を償うか否…

嘘吐き 嘘吐き 平気だなんて 何ともない顔をして 嘔吐しそうなほどに 心は固まっているのに 気を抜けば倒れそうで 全神経を集中させ 何処かの細胞が 自分自身に 大丈夫 と 言い聞かせている 疲れた と云う言葉さえ 宇宙の彼方に飲み込まれて行く 歪み行く笑…

夏の終わり告げる暑い日差し 最後とばかりに虫の鳴声響き 何も成し得なかった時が 胸に刻み込まれる 壱つが終わり 新たな壱つが持ち上がり 繰り返されるは万象の理 其れに翻弄されるも人たる所以 8/29

少しずつ 歪みを起した 歯車は 廻り廻って 何時の日か 元の位置へと 戻れるのでしょうか 歯車は 次なる歯車へと そして更なる 歯車へと 何処までも 果て無く 連動している 微為る ずれは 先へと行くほどに 大きくなりて 行き着く筈の 予定置など 容易く 転位…

捨てない希望 捨てられない希望 叶うかどうか ではなく 想いが強いか否か 只其れだけで 捨てる事など出来もしない 登る階段は 如何ともきつく 急でありながら 休息の踊場さえも無い 軽く薄笑いを浮かべ 歩いてみませう 行ける処まで 否 必ず其の処まで 満面…

過ぎ行く 時 に 身を置きて 移り変わる空 は 消え行く空 の反復 瞳 閉じても 目に浮かびし景色 真夜中の静けさ 何 想うでも無く 此の世の刹那さ 徒 胸に沁み入る 8/14

歩く道 先など見えず 時折 現在位置さえ掴めず 四方 樹木に囲まれていたり 草原の上に居りし時も有りて それでも 見つめる先は 想い描きし空 青き青き空 胸に抱くは 小さき白い花 風に靡く撫子 見えしもののみが 現実ではなく 流れし時間も その時にて違い …

揺れる心は 愚かなりし証 それとも 心の均等図る為 その詰問自体が 愚かなりて 知り得る答えを ただ見まいとする 己の弱さの証 されど 知り得て尚 揺らぐ心 如何とも仕難く 8/10

消えし過去を胸に秘め 見えぬ世界を見続けて 何する人ぞ 分からぬ我が身 如く為りし 時在りて 小さな塊として 閉じ込めた想いは 知らぬ間に流出し 全身を駆け巡っている 信ずる想いが 我が心の均等を維持させる 消えかかる炎 それでも 消しまい と 8/10