歩く道 先など見えず
時折 現在位置さえ掴めず
四方 樹木に囲まれていたり
草原の上に居りし時も有りて
 
それでも 見つめる先は
想い描きし空 青き青き空
胸に抱くは 小さき白い花
風に靡く撫子
 
 
見えしもののみが 現実ではなく
流れし時間も  その時にて違い
ゆるやかであり 速くあり
 
 
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