2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

雨に濡れる事ぐらい 気に留めることも無く 冷えた身体は温めればいいだけ 大した事でも無い 朝凪欲し 朝日影見たく 終わらぬ夜を只管に起き続け 何時しか 月も星も消えている事に気付く 闇に背を向けし 無き影を見る 6/2

笑うしかない 笑うしか 青い空が 白く為ることは 無い 有り得ない photo by 天の欠片 ☆ 疲れ切った身体を引き摺って 尚も 此の心は手放さないまま 6/2

掛けた呪文は 心に押された烙印 けれど 形無き物 焼き消す事さえ 出来得る筈も無く 掛けられた呪文は 溜息にまでも 混じって 零れ出す 枯れる事無き 湧き水の如く 5/30

気付けば雨 品矢かに降る雨 誰に知られることも まるで 望んでは居無いかのように 絹糸よりも 細き雨 凡てを受納せ仕様に 為されるが儘の 草木 其が 伝えし 澄明さ 緩む口元 過ぎる想い 後暫し 夢を見む 5/28

風に靡く 草や木葉 ゆっくりと流れる雲を ぼんやりと 眺めて居たい 何もせずに 何も考えずに ただ ぼんやりと photo by 何故 其れが出来ない程に ≡Maa's Little Room≡ 慌しいのでしょう ☆ 静かな時を望み 静かな世界を望み なのに 真反対の世界で息衝いてい…

心を戻す 何処へ戻す 目線を遣る 何処へ遣る 還れないことなどわかっていて それでも photo by 一瞬でも良い 還りたいと from celestial north ☆ 柔らかな風を 全身に取り込み 体中を循環させる 雨で流せない思い 強風で吹き飛ばせない思い だから 思いっ切…

迷い生じし 我が心に 戸惑う 己のみが知る 悲しみの詩を 二度と詠う事無きと 誓いし刻は 消え行くと云ふのか 5/23

幻像が 歪みしように 嘘も真実も入り混じり 広がり行く世界 されど 夢で無いことは photo by LOSTPIA 確然たる事実 ☆ 空中を舞う 悲しみの粒子 混沌とした空気 息する毎に 肺から身体へと 取り込まれ行く 蓄積され行く 其の解毒剤を 手に出来ないままに 流れ…

目に見えるものを信じない 信じられる程に 私は 私自身を信じては居ない 消えない空 消せない風の香 photo by c16 さま ☆ 揺るぎ無い想いは 悪戯に 心を蝕んでいく 消えた空を知らない 遠い過去を知らない 振り返ってはいけない ・・ 切なき想いに 胸が痛む …

追い掛けて追い掛けて 追い掛けた夢に 押し潰される 何と愚かなことか 胸を締め付ける想いは photo by Space 5 何処から来るものか ☆ 知らない筈は無く 知らないことにしてしまった 幽閉されたもう一人の私は 籠の鳥の如く 舌も羽も切られ 鳴くことも 飛ぶこ…

全てが夢であればいいと どれだけ願ったでしょう 現実と云う名の残酷さを 嫌と云うほど知っていても それでも 願わずには居られなかった ・・・・ 泣けたらいいのに 涙流せたら 心に溜まり行く岩の如き塊を 溶かすことは出来たのでしょうか 終わらない時だけ…

終わらせまいと もがく姿の滑稽さ 我が姿 鏡に映して 嘲笑う 伝う雫は 室内に入り込んだ雨の化身 空が晴れれば 消える筈 5/21

やっと咲いた芥子の花は 緩やかな雨に 一瞬にして 地面を彩らせる 見て居たかった景色は 如何ともし難いほどに 束の間にて 変化して 戻せぬ時に photo by 身を置きたく from celestial north ☆ 浅はかな夢を見る 5/21

帰らぬ時の切なさは 目にする景色に重なり 流れ行く時の切なさは 散り行く花弁に重ね合わさり 今は只 静かに眠っていたいと 心の奥が欲している photo by 天の欠片 ☆ 許さじの意思は 尚も 健在にても 不安定に為りつつある現実を 受け止めても 乗り越える自…

幻想の如き世界に 現実が入り混じる 充満している 混沌とした空気 溢れ返る 虚無 photo by 写真素材palala 誰何言わずとも ☆ 感じ取る気配に 戸惑いさえも 消え失せて 何処へ続くとも知れぬ道を 着く先信じ 只管目指し 5/21

誰かが悪い訳ではない 全てに対する想い 消せなどしない 無理なら無理で それ嫌と云うほど 思い知る為に photo by LOSTPIA 無理を承知で 動く ☆ 悲しむ暇があるなら 考えろ 苦しむ暇があるなら 行動せよ 下された指令は 覆ることなどありはしない 5/19

終わりにしよう と 誰かに呟いて欲しくて 終わりにしよう と 誰かの声に 抵抗をする 許さない 許せない 終わらせたりなどしない photo by ≡Maa's Little Room≡ ☆ 此の道歩むと決めた あの覚悟 忘るる事など 決して 許さじ 己への 足枷 5/19

空は宇宙 見えしもの 全て幻 此の瞳に映りしものの 何と いい加減なものか 思い込みの中 創られし世界にて photo by 目に見える from celestial north 世界を生き ☆ 何時の日か 真実映す 時来るかや 5/19

体力の限界を感じながら それでも尚 歩まんと 心に誓いし 秘め事 決め事 揺ぎ無い想いに 翻弄される 5/19

消えかかる空は 深刻の闇への通路 止め処無い 言葉の繰り返しに 心は虚無と化す 己の限界など 当の昔に知っていて それでも 認めることなど出来ず 制してきた想い 制してきた感情 今 溢れ出んとし それを 決して許さじの 己が居て 堂々巡りは 尚も繰り返され…

咲き誇っていた花が 散っている 蕾だった花が 花弁開かせている 確かに 時間は流れていて photo by 確かに 全てが息吹いていて ≡Maa's Little Room≡ ☆ 雨は止み 空は晴れ 風は流れている ただ 空気が止まっている それだけ 5/14

消えない想いの道塗 鑑みることも出来ず 意識も心も 現世にも置かせず 虚無の空間を ただ 漂わせ 只管に 無駄に時間を 過ぎ行くを 見詰める 5/14

ポロポロと 崩れて行く 自分で自分を疑った瞬間 砂人形のように 風も無いのに 崩れて行く 其の侭 跡形も無くなってくれればいいのに 何故 幻の様に うっすらと 形を残しているのでしょう 5/13

余りに遠い記憶は 涙を誘(いざな)う 自分を操り 操る自分に疲れ それでも 気付かせずに居た photo by 天の欠片 私自身を ☆ 目にした景色が 目にした色が 香りが 私を 昔へと引き戻す 私が 今の私でなかった頃の私へと いい加減に疲れた と いい加減に終わ…

誰もが 悲しむことを知っているのなら もう 何も言わない 何も言えない 心の奥に秘めた想いを 誰もが 感じ取れるのなら photo by 天の欠片 もう ☆ 何も言わない 何も言えない 終わらない時は 終わりを告げる為に 只 針を動かす 人の目に映るように 人に気付…

泣かないで 泣かないで 貴女の泣き顔は 見たくないの 泣かないで 泣かないで photo by Space 5 笑顔の其の奥で ☆ 零れる涙が見える 消えない 貴女の笑顔の影 消せない 貴女の笑顔に隠れた影 終わらない時を刻む 只管 私の胸の奥に 貴女の傷を 幾許かでも 我…