2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

降る雨 眺むることもせず 歩む我が路の 先に目を運ぶ 漏れる溜息を 慌てて吸い込む 我に還らむ と ・・ 瞳を閉じ 宇宙を舞う まるで 水中を泳ぐように ・・ 10/1

強風の中 微かな望み託し 擦ったマッチ 手を翳してくれた人 暗闇の中で見つけた 微かな光一筋 確かなものとすべく 決意を固める 成せるか否か ではなく 成す為に 持て得る全てを懸けて 最後のチャンスなるかも知れぬ 今に 全力を注ぐ 人を信じ 人を信じられ…

雨の様に降り注ぐ涙を 受け止めて仕舞えない 冷え切った心と燃える心 混ざり合って渦を巻く 9/26

人を説得しながら 騙していたのは私自身 己自身を 偽り誤魔化し 欺いて 分かっていたし 知っていた それでも それが最善と 言い聞かせ言い聞かせ 噴出した偽りは 嘘と云う 私の最も嫌う言葉で 矢の様に突き刺さる じりじりと刺さって行く位なら いっそ 一息…

見える雪景色 舞い降りるは天使 羽を抜かれた天使 飛べない空を 物言わず見詰めるだけ 降り続く雪の中 埋まり行く中で 過ぎ行く時間が 心までも凍て付かせる 9/23

仰ぎ見る月が蒼い 湖の底の様に 深く深く蒼い 9/22

信じたかったのです ただ 信じたかったのです 何かの間違い ・・だと・・ 信じたくなかったのです ただ 信じたくなかったのです 私に見えるものが現実だなんて・・ 其の現実を 容認も 見ない振りをする事も 出来そうには無かったから・・ 何故 撫子の花は 吹…

悲しみの城 閉じ込められて 蹲ったまま 沈黙の時 流れ 何時しか 時は止まる 鳴く事を忘れた小鳥は 何処へ行くのでしょう 何処へ行ったらいいのでしょう 笑えない私は 作り笑顔さえ出来ない私は 暗い谷底へと身を潜める 誰にも見られないように 誰にも見て欲…

決めた決意 覚悟 冷たく 落ちて割れた氷の欠片 ガラスと化す 見えるは闇 薄ぼやけた闇 落ち行く体 止める気も無く 抗う気も無く 半麻酔状態のように ただ 身を任せる 9/20

心中仕舞い込むには 重き石にて 砕いて砕いて 土に還す いい加減 その作業にも疲れ 疲れる自分が恨めしい 心の目を閉じたいと思った時に 其の愚かさを 嘲笑う以外 如何ともし難い 信条は 自分の弱さを超えられるのでしょうか 9/5

風吹きしも静かなりて 月は 何処ぞに隠れて 雲の隙間より 灌がれる星の灯り 瞬きさえも惜しまれる 静寂伴う虫の鳴き声 集まりて 緩やかなまでに 時は流れ行く 9/5