2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

見た空切なく 夢を語る 眺める時ゆるやかなりて 沈黙の時を弄ぶ 消えしもの 再び呼び戻さんと 心に唱える呪文 封印の時を破る 我は 我なりて 我以外の何ものにも 成り得ず 8/3

乳飲み子のように ただ 泣いていられたら 心は幾分かなりと 安らぐのだろうか 繰り返される時が恨めしく 終わり無き事が苦しく ただ ただ 誰かに縋って泣いて居たいと 愚かなる湖に 身を沈める 8/3

笑い流せたらいいと 総て 総て 其の儘水に溶け込ませ 流せたらいいと 心の何処かが呟いた 弱き者よ 空を見よ 消える事無く 星は瞬く 日の光 輝こうとも 其の瞳に映らないだけで 無くなる事など 有り得はし無い 8/3

今も 昔に為り行くと 知り得る 今を生きずに 明日無きも知り得る 過去に為り行く 今を 懸命に生き繋いでの 今を振り返りし未来 其の時 在りし 永遠為る時の 一齣為る 今 其の一瞬も 永遠為る時 8/1

消えた空を追った 消えて尚追った 見えなくなる事に 耐え切れず 追わずになど 居られずに 追って追って 息切れても 夢潰えて 息出来ぬよりはましと 全速力で追い続けて 生きていたくて 真の意味で 生きていたくて 8/1

恨む術を教えて下さい 何を恨むか 教えて下さい 出来得ぬものを 如何とせむ 知らぬものを 如何とせむ 此の現実に どれ程耐え得るのか 誰知る事や 如何に知るや 胸の内 誰に明かす事無く 夜空に投げ掛ける 8/1

終わらせまいと画策し 其の愚かさに嘲う 風は吹くように吹き 草木は為されるが儘に 其の時を生き 其の自然の有りき姿に 己の大愚さ 骨身に沁みる 7/27

夢見し時が永久ならば 永久為る時を生きませう 慌しさの中 掻き消されていく諸々を 片っ端から書き留めて 残された時間の中に詰め込む 空に輝く星 此の手届かぬならば 手を掲げたままに見つめ続けましょう 分刻み為る 残されし世界で 時間と自分のバランス …

眠れぬゆえの 子守唄 静寂立ち込める 心に流ゆる 誰聴くでも無く 誰聴ける理由でも無く 我が心にのみ 奏でられる 草木のざわめき 伴奏に 途切れることもなく 心に鏤められた 星屑数え 静かな夜に眠る 7/25

一度止んだ雨が また降っている 窓際に立ちし時 微かな雨音にて 気付く 諦めるしかないのか と 唇噛み締めた想い また 見詰めている 容易に諦め切れるものなら 何ら 苦痛を伴うことも無いのでしょう 諦めない 諦め切れない 消えない 捨てられない 幼き時 届…

見に行きたいと 年と云う月日 切に願いし 叶わずに 居て 其処に存在せし映像が 胸を打つ 忘れたわけじゃない photo by 天の欠片 封印したいだけ ☆ 気付かない振りをしていたいだけ 分かりきっていたことなのに 目にした瞬間 零れる涙 7/17

猛雨の後に残された雫 天の残涙 浮かび上がる景色 目の前に広がる近景 映し出す ゆるやかな 曲線の世界 何処からか 光放たれているように 輝いて photo by 天の欠片 映し出された世界は ☆ 鮮やかで 其処に もう壱つの世界が 存在しているかのように 7/17

泣き止んだんだね もう 気は済んだの? 激しい雨の後 眩いばかりの日差し 待ち受けている ことを 誰もが信じて止まないから 誰も 不安など抱かない 白き空が 青に変わる明日を 誰もが知っているから 霧が掛かったような景色も 優しい瞳で 見続けている 7/17

過し時 切なくて 想い馳せる 記憶の中の宇宙 様々な星を渡り歩き 此の星へと 辿り着けない 着きたくない 心の我が儘 時には・・ と 甘えさせ 時間の狭間に嵌まり込み 7/17

激しく揺れる枝葉の 如何に品矢かなこと 何ものにも屈せず 何ものにも恐れぬように 葉は 常に天に向けられ 何かを恨む気配もなく 全てを受け止め 受け流すが如く 自然の中にて 息衝く気配 明日を信じ 今を過ごす 7/17

激しい雨の中 魚が泳ぐ 白みを帯びた景色 蒼色へと吸い込まれ 遊泳 無心に 只 其の時を満喫する様に 自由空間 想いの儘に photo by LOSTPIA 地面打ち付ける 雨音 ☆ 魚の跳ねる音と相俟い 無数の魚を 瞳は追い続ける 漠然とした意識の中 ふと過ぎる ・・ 何処…

止まらない空に夢を見る 流れる星に夢託す 消え行く空も 見ゆる空も 欲張りに腕に抱え込み 重さに耐えかねるよりも 胸に入り込む光に酔い痴れる 恍惚為る時は 悪魔の囁きか天使の導きか 頬伝う生暖かい雫が 抱え込んだものを溶かして行く 表徴と光 残したま…

流れない涙は 溜まり行き 澱んだ水へと換わり行く 今更流して何とする 皆顔を背ける程に 醜悪なだけ 桜の花は何時散ったのでしょうか 薔薇は何時咲いて何時散ったのでしょうか 杜若も菖蒲もこの目にすることも無く 止まった時空 記憶の中で 鮮やかに咲き続け…

笑いを忘れた小鳥 鳴いて 泣かずに鳴く術 身に付けて 誰かに届く その声を 止める事など出来もせず photo by Space 5 羽ばたけず ☆ 高き高き 木の枝に 止まりて 誰か 見上げても 目に留まらぬように 木の葉に隠れ 鳴き続ける 誰かに届くと 知り得る故に 声聴…

流れ行く時から隔離され 移り行く四季気配知る由もなく ふと気づく激しい雨音 或る日感ずる蒸せる空気 夏近づきを知らせる空色 photo by したい事は山の様に ≡Maa's Little Room≡ しなくてはいけない事も山の様に ☆ 出来ぬ我が身が 此処に壱つ 7/13