2008-01-01から1年間の記事一覧

ニュースから流れた 故郷の名前 全て ダムの底 様々な映像が スナップ写真となって 頭の中を流れていく 飲み水と区別が付かない 澄み切った水流れる川 川底の石は まるで宝石の様で 拾ってきては 硝子の器の中に・・ 切立った崖を 流れ落ちてくる滝が 当たり…

足掻いて足掻いて 其の先に 一体何があるのでしょう 無いと思える時 人は諦めるのでしょうか だとしたら 諦めなければいいだけ 在ると信じればいいだけ 信じた先に道が出来 其の道を歩み続けられる 11/26

風になりたくて 風になりたくて 夢焦がれたのは 遥か昔 何処までも 何処までも 自由なままに と 恋焦がれたものは 手には入らないと 嫌と云うほど思い知らされ 私は 地を歩く それでも 捨て切れぬ想いは 時折 胸を締め付ける 11/17

泣きたくて泣きたくて でも それを 許せなく 認めなくて 心の中で 嗚咽する 砕けそうな自分が居て それを 如何にか 繋ぎ止める自分が居て 強くありたいと思いながら それを やってしまう自分に 苛立って 腹立たしくて こんなことで 心揺さぶられること自体が…

止められないものを 無理に止めようとして 足掻いて足掻いて 深みに嵌りかかる 如何にか 自分を取り戻し 陸地に辿り着き 立ち上がる 悲しくて悲しくて 心の中は血の海で それでも 全ての感情を消し去るのだと 言い聞かせて 後ろを振り返らないようにして 陸…

夢見る様に眠り 夢見ながら 現実を生き 昼も夜も 作り出されし 夢の世界に 溺れる 月明かり見る事無く 過ぎ去る日々の中 少し開けられた窓から入り込む 夜風だけが 外界と私を繋ぐ 10/26

残り香さえ残さず立ち消える 幸せの瞬間は 其の鋭さで胸を突き刺す 痛みで思考は停止し 脳内を 途切れる事無く 断片的な記憶が スライドされて行く 余りにも刹那的な其の瞬間が 切なさと共に 消せぬ想いを呼び起こす 其れは まるで 日溜まりに居し様に 10/26

澱んだ空気の中 息苦しさを覚える 風に触れる事も無く 景色目にすることも無く 閉ざされた空間の中 目に見えない階段を 登る為の 算段に時間を費やす photo by ≡Maa's Little Room≡ 遠く過ぎ去った空間は優しく ☆ 過ぎ行く時間は残酷 相反し相容れないものを…

繰り返される 少しずつ様子を変えながら 確実に時間だけは費やして 微かに疲れを伴いながらも 信じるものが 目の前に見える 今は 其れを道標に歩むしかない photo by 天の欠片 信じるものが在る限り ☆ 歩き続けられるから 信じるものが在る限り 道は 途絶え…

夢見し者達よ 幸多かれと 願わずにいられず 気力の限界に挑む 体力切れる事無く 意識が途切れ途切れ アンバランスが生み出す photo by LOSTPIA 臨界状態 ☆ それでも壊れる事は無い 10/17

見たい物を見ずに過ごし やりたい事をやって過ごし あっという間に 月日は流れて 後悔は 無いけれど 淋しさが残る 納得させるように 繰り返される言葉は 何時の間にか 子守唄となりて photo by 優しく優しく 心に沁み渡る from celestial north ☆ なのに 何…

深夜の風のざわめき 落としたのではない 押し込めたのだ と 気付く 胸の奥の奥 心層深く 其の自分を出してはいけないと 可笑しい位に 私自身は気付いていたのだ photo by Space 5 ☆ 人とは不思議なもので 自然と 自ずと導いていたのでしょう そんな自分に涙…

想い返す 想い廻る 返す返す 引切り無しに 想い出の欠片達を 寄せ集め寄せ集め 私の奥に眠る 私を 呼び起こす為に photo by ≡Maa's Little Room≡ ☆ 運命を恨まないと決めて 全てを信じると決めて 自分の歩む道を信じると決めて 今 此処に居る筈なのですもの …

慌しいものに囲まれて 自分の壱つを 何処かへ落としてしまいそう 気温の変化や 景色の変わり行く を見て ふと 我に返る 変わらない日常に photo by 微かな苛立ちを感じながら from celestial north そんな自分に嫌悪しながら ☆ 自分を取り戻そうと 必死にな…

夢を見たかったの 見続けて居たかったの ただそれだけ 矛盾した想いを抱え続けたまま 過ぎ行く時間が ただ悲しい photo by 天の欠片 立ち止まり ☆ 触れる事も叶わぬ 曼珠沙華の花は 全て窓の外 想いが薄れていくようで 変化していく思い出の感傷 時間が 全て…

言葉にしたくない 言葉を発したくない 本当に 限界に来ているんだろうなぁ・・ と思いながら それでも 歩く事を止める事は出来ない そんな自分が居る photo by 希望は見つけるものではなく from celestial north 作るものだと思っている ☆ 奇跡は起きるもの…

眠れ 静かに眠れ 夢の世界で 本当の私が恋焦がれる世界に 身を投じる為に ほんの一時の幸せでも 私には 失くす事の出来ないもの その想い その記憶が 今の私を 影から支えているのです 眠れ眠れ 苦しみ全てを忘れさせた あの一時に 夢の中で触れる為に 8/3

花屋さんで見つけた 薄色の 撫子の花 あの風が 心を吹き抜け 躊躇せず 全部頂いて 風を心の中に封じ込める 誰も知らなくてもいい 何も知らなくてもいい 私だけが知っている 私だけの想い 心 唯一 私だけのもの 8/3

暑い陽射しだけが 夏を伝える 私にとっての夏は 涼しく心地よい ものでした 高原の草花 透き通る水の中を泳ぐ魚 虫の声 戦ぐ風 何故 其れらが 全て過去形になってしまうのか 答えを見つける事も無く 刻だけが 無常に流れていく ・・・・・・そんな日々 8/3

過ぎ行く時間は無常 褪せること無い 想い出は 頭の中を エンドレスで流れ行く 叶わぬ故に 強まる想い 眠ることさえ妨げる 夜が見せる 幻想に 自ら溺れて 浮遊させ ほんの一時 許された時間 私は 私の中に 身を沈める 7/31

全てが夢ならいいと 過ぎる想い 否応無く流れ行く時間に 押し流され 零れる吐息 永遠 と名の付くものは無く 分かっていることに 脆くも崩れそうになる 取り留めの無い空間で 馳せる想い 全てが夢ならいいと 醒めない夢の中を彷徨う 7/30

何故 眠らなければならないのでしょう 考えたい事が 山の様にあって やらなければならない事が 山の様にあって やりたい事が 山の様にあって それでも 夜は訪れるし それでも 体は眠りを欲する 静かな闇夜 恐怖の中に安堵を覚えながら 朧げな時間が行き来する…

貴方の声を 忘れかけていく あれから 余りにも 遠くへ来てしまったのでしょうね 出遭った時 其の時が 互いの路の交差点 それから先 離れて行くのは 分かっていたこと それでも 近づき近づき 平行を保とうと・・ 保てることを 微かに抱き 故に それは 夜見る…

果て無き夢の軌跡 碧き空を白き鳥が飛ぶ 流れる雲の緩やかさが 嘘のように 架かる虹が 幻のように 一瞬一瞬が 切り抜かれた 映像の一齣 繋がれることも無く 無数に散らばる 6/30

夜の静寂さの中 自分の愚かさが 身を覆う 躊躇いも途惑いも 感覚の中から消え失せて そんなことに 悲しみ覚えて 星すら見えない夜空に 仄かな 明るさが漂う 6/18

何かが 私を急かす 永遠に続く筈の無い時間を 嫌と云うほど突き付け 届かない言葉を届けようと 様々な試み 何時私が消えても大丈夫なようにと 自分の力で生きて行けようにと 費やす時間が 永過ぎて 募る疲労に 限界を感じながらも それを認めず 諦める事など…

欺く 人を 自分を 己の心を 見えない刃物で 傷付けながら 或る一定の覚悟の上で 見える運命(サダメ)を 変えんが為に 迷う事無く 欺く 人を 自分を 6/13

雲の隙間に 日の光感じる 見えない青空 見えない太陽 それを厭わず 薔薇は 咲き乱れている 6/3

愛している そう呟き 零れる涙 誰も触れること無き この想いは 私だけのもの 軽くしっかり抱き締めて 胸の奥に押し込め 解き放ち 空気中の粒子と同化させる 6/3

純白の山茶花も 遥か遠く 菜の花も消えて 雪柳も 青葉だけ 過ぎた時間は 如何にもならない 寂しく 切なく それでも 今咲き誇る 薔薇に 笑みが零れる 5/29