2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

返す返す 遠き日の扉 微かに流れ込む 風 香り 消えて仕舞わぬ内にと 宙を抱え込む photo by ≡Maa's Little Room≡ ☆ 誰の面影とも知れぬ 半透明な移し絵 映し出す 揺れる草木の切なさ 8/28

白い空の片隅に隠れた 想いを紐解いて行く 止め処無く溢るるもの 白き雲から蒼き空へと散って 混ざり合って行く 知らない と 一言口に出せば 誰聞くと無くとも 我が身聞くこと為りて 流離う言霊は 還り来るべき処へ帰り来る 路に迷ったもの達だけが そのまま…

只管続く 沈黙の時 激しい雨の様に 視界を遮る 繰り返される事項に 抑えてしまえぬ憤り まるで般若にでもなりそうで 悲しみの雨が降る 見上げる空は 何色ともつかず 8/26

凛とした想い 微塵の揺らぎもない 敢えて揺らす 真実か幻想か 確かめる為に ☆ 8/25 photo by 天の欠片

短き灯火の 其の真意さえも知らず 故に 投げ付けられた言葉たちは 私の中にて 今も突き刺さった儘 氷の様に冷たいのに 溶けさえもしない photo by LOSTPIA 出られぬ迷霧の中に居て ☆ 変わらぬ想いだけが その存在を 只管に訴えている 8/25

終わらせたくて 掛けた電話は その気配さえも見せはしない 違う所在地の心 噛み合う筈など無く 言葉さえも失くし photo by 沈黙の時 ≡Maa's Little Room≡ 革紐で全身を締め付けられるよう ☆ 何故此れが夢ではないのだろう 口に出してはいけない と 大量の理…

蒼い空は 果て無く 瞳を閉じても 追う事を止められない 凍えそうなほどに 冷たくても 風を感じずにはいられない photo by ≡Maa's Little Room≡ ☆ 不要なものがあるとすれば それは 自分自身の傲慢さ 爽快なまでの空まで 曇らせる 過去に囚われ 今に囚われ 未…

私の処で止まった時間 窒息しそうな空間で 永遠とも感じる時を 必死に正常を保ち続ける 絶望と捨てられない希望の狭間で photo by LOSTPIA 何時か必ず来る筈の終わりは ☆ 訪れる様子を見せず 尚も続く道は長過ぎる 笑っているにも限度がある・・・ 魔魅の声…

滴り落ちる雨の滴 我元へ降り注ぎ 地上へと叉落ちる 過ぎ去った時間 淡き夢が想い起こされる photo by 天の欠片 切なく 儚く ☆ 時間は経てども 余韻は残したままに その空間に浸っているようで 傘を差そうとも思えず 8/20

夜空に手を伸ばす 無数に散らばる星 届きそうなのに 届かない 降って来そうなのに 降って来ない 当然のように分かり切った事なのに 幻想は消えない 消せない 魅了されるから 手を伸ばしたくなる 星は降らなくても 星の光りは降り注ぐ 8/19

揺れる想い 蜉蝣 水辺にを低く飛び 水面に映りし姿 実像か 幻想か 目に映りし世界の 儚きことよ 現実を握り締め 目の前で手を広げてみる 夢想を胸に懐きつつ 8/18

激しく険しく 空が怒っている 空が号泣している その音を耳にするほどに 心を占めていく暗雲 けれど 雨降ることは無い 強い風 触れてもいないのに 自然と身が竦んでいる 度々光り放ちながら 真っ暗な空は 冷たく冷めた視線を 送り続ける 自分自身への警告 戒…

流れるように流れる川は 澄み切っていればいるほどに 残酷に為りし時ありて 全てを壊し断ち切りたくとも 流れし川を断ち切ることなど 出来よう筈も無い photo by 写真素材palala ☆ 流れし川の水が 全て涙であったなら 幾許か也とも救われたのだろうか …

心を彷徨う 哀しい問い掛け ・・・ 悲しみひとつ 喜びひとつ 足して 引いて そんなこと必要? 悲しみは土に還して 喜びは皆と共に 掛け算 二乗の世界 そんな風でもいいじゃない? 8/15

夢をひとつ投げてみたから 波紋がひとつできた 岸辺まで届いた 其の波紋は 漣となり 人の心に安らぎを与えるのだろうか photo by 写真素材palala それとも ☆ 波となり 人に恐怖を与えるのだろうか 8/12

消える空 戸惑う扉 何も無い処で 小さな石見つけ それだけで 心溶け行く 光る空 開け放たれた扉 眩しさ故に 目を閉じ 色鮮やかな存在は 瞼の裏 黒き世界 不思議な夢を見続けて その夢の終わりを 待っている 仄かな寂しさ墨流し 8/11

緩やかとも 急ともつかぬ 坂を 休み休み登る 長い時間の流れが どれだけ歩いたのか 何処まで登ったのか 感覚を失わせる 失った感覚に恐怖を覚え photo by berry^3 立ち竦み 戸惑う ☆ 初めから 坂の距離など 知らなかった筈なのに 8/10

敢えて遮断した窓は 空へと想い馳せる 副作用 澱んだ空気の中で photo by 肺と同じ空気を吸い込む ≡Maa's Little Room≡ ☆ 流れぬ 時 は 無い筈と 同じ刻の時空で 時を過ごす 8/10

縮まらない距離 それでも 消えること無く見える標 其処に辿り着けるのだろうかと 不安から滲む瞳 何時か訪れる終わりは 私が望んだものではなく 私が選んだもの photo by RainRain ☆ そう 私が望んで選んだもの 晴れぬ霧の中 其の霧で喉の渇きを押さえて 8/9

見えるから 動く 動くから 現実へとなって行く これで良いのだ と 思う反面 普通で居たかったと心が叫ぶ 普通 が 何かなど どんなものかなど photo by LOSTPIA 知りもしない 分かりもしないのに ☆ ただ 普通で居たかった と 心の奥底から声が聞こえる 見上げ…

揺れる風は 悪戯なほどに心地良い 今にも雨が降りそうで 曇りの夜空を醸し出す 揺れる草木は 小雨を望んでいるようで 激しい雨を期待しているようで おそらく・・ そのどちらであったとしても 全てをそのまま 受け止めるのでしょう 幾許かの 湿りを残したよ…

隅から隅まで 広大に広がる草原に 一体どれだけの種類の 草花が咲いているのか 隠れているのか そして 其処に 何故咲いているのか 誰 知り得るでしょう 自分の衣に付いていた 何かの種子が 知らぬ間に落ち 其の草原は 瞬く間に 全く違う風景へと 変わり行く…

見えない空を見ていた 見るしかなかった 目を瞑っているかのような世界 そのままでは 本当の眠りについてしまいそうで 見上げた空は 何処までも白く その空に 手を伸ばすしかなかった 届くとか 届かないとか 関係なく そうしなければならなかった 8/2