見えない空を見ていた
 
         見るしかなかった
 
 
         目を瞑っているかのような世界
         そのままでは
         本当の眠りについてしまいそうで
 
         見上げた空は 何処までも白く
 
 
         その空に 手を伸ばすしかなかった
 
         届くとか 届かないとか 関係なく
 
 
         そうしなければならなかった

 
 
                                            8/2