2005-01-01から1年間の記事一覧

雪は積もる 雪は融ける 何故融けるのか 教えてほしい 12/23 photo by 天の欠片 ☆

溢れる前に凍り付いている 乾いた瞳 白き風だけを映し 何時も どんな時も 見ることが出来たのに・・・ 白一色の景色の中 見えていた撫子の花が 見えない どれ程に心に想い描いても 浮かび上がっては来ない 凍て付いているのは 私の心 凍て付かせたのは 恐ら…

笑うのも泣くのも もう 疲れて その時は 篭ろうと そう決めていた そして その筈だった ・・ photo by c16 さま ☆ 目を閉じ 耳を塞ぎ 手を袖の中に隠し その手で 顔を覆い隠し 何も見ず 何も聞かず 何も感じずに居るために それなのに・・ 心が感じ取って仕…

泣いてもいいですか? と 問えば 雪が氷の礫となって突き刺さる 目を背ければ 雨粒となって我が身に訴え 目線を空へと向けさせる 笑うしかない? 笑うしかない。 判り切った言葉を 瞳の奥へと落とし込む 12/21

雪が吹雪く 全てを隠し 覆い尽くし 固定された景色 日が頭上に昇るまで 止まった世界 12/21

瞳を閉じた それでも時計の針は動いていた カーテンを閉めた それでも景色は変わらない 無駄な抵抗を繰り返す 時が止まることを望んでいる訳ではない 時が進んでいることを望んでいる訳ではない ただ・・ ただ・・・ 言葉に出来ぬ想いに駆られ 蹲っているこ…

何も覆い隠すな 人が作り上げたものならば 全てを有りの侭に 散らかした塵も 硬く冷たいコンクリートも 自らを閉じ込める箱も 人の目に 見せしめる様に photo by 天の欠片 終わらない時を知らず ☆ 終わらない時を弄んだ報いとして 白く覆い尽くしてあげる必…

心が荒れる 次々起きる出来事に 心底疲れ 心が荒れる 精神力の限界を感じながら それでも 感情に翻弄されたくは無い と思う 必死の抵抗 抗い それさえも出来なくなってしまったなら 私は 篭ろう 誰も傷つけぬ為に 其れ以上自分を貶めぬ為に 11/10

夢が夢で終わるなら それは それでいい 夢無くして 生きていくことは 創造だに出来ず 私は 私の路を歩む術しか 知り得はしないのだから 足にした 道に落ちた木の葉に 胸の痛み覚える 11/10

目の前に見える夢が 陽炎であったとしても その場所まで行き 確認するまでは 見える夢を信じ追い掛ける 追い掛けて 追い掛けて 近づくままに 少しずつ遠のく夢 その地に行き着くことなど 手に触れることなど 叶わない事なのかも知れない それでも 確かめる前…

隠しても隠しても隠し切れない心 騙しても騙しても騙し切れない想い 全てが夢ならいいと 全てが消えてしまえばいいと 嘘と本当 入り乱れ 掻き乱された心は宇宙の彼方 photo by LOSTPIA 何想うとは無く ☆ ふと流れている 涙が信じられなく それが事実と信じら…

夢みて 夢探して 夢追い掛けて 突き落とされる谷底は いつも突然で 予期していたことで それでも 攀じ登ればいいと 落ちたショックよりも それから先の 生き方を見詰め 只管に 登れる場所を探す 上から落とされる岩を 苦しいと思うよりも 落としている影に …

ドアを開ける度に 変わり行く景色 瞬間瞬間が その時しかないことを 承知している筈なのに photo by 花遍路 なんて 疎かに ☆ その時間を過ごしているのでしょう 素通りする景色を余所目に 止まらない時を追う 11/9

静かに 照らし出された灯りは 我想い 決めた覚悟 と想い 体中を巡回して 元の場処へと戻ってくる photo by berry^3 最初と 何ひとつ変わらないままに ☆ 11/8

久方に見る月 薄暗くも透明な 蒼い空を映し出す 月の周りを通り過ぎる雲が 白く透けて 宇宙を炙り出せし photo by 写真素材palala ☆ 秋過ぎしこと 知らせる 虫の声の静寂さ 木の葉のざわめきにて気付き 私を地上へと連れ戻す 自然とは 何故にこんなに…

バカみたいに晴れている 泣くのも笑うのもバカみたいに晴れている 何があったかなんて関係ない 原因を問い質せば そのまま全てが崩れ落ちるでしょう あの雲の上を歩くように 夢の中を歩いていくのもいいでしょう photo by 天の欠片 何時か雲の隙間から落ちた…

要らないものが多いから ひとつひとつ 捨てて行った 今胸に押し寄せる 悲しみも苦しみも怒りも 全ての感情が 不必要なもの 其の感情が 何故 生まれたか photo by berry^3 如何すれば 同じ想いをする人を減らせるのか ☆ 其の事の方が 重要に思える だから 感…

零れる涙もなく 渇き切った心は 今はもう 潤いを欲することさえも出来ず 遙か遠くで 虚しく非常警報が鳴り続ける中 其れを感知しながらも 身体は何の反応も示すこともなく まるで 全てが終わりを告げているように photo by LOSTPIA 心を掏り抜けて行く ☆ 疲…

疲れの中に棲み付こうとする 脱力感と虚無感 時間も労力も 気持ちも想いも 失ったものと 引き換えにするものは無く photo by berry^3 ☆ 憤りと怒りは交差し 深想と交錯する中 全ての感情は哀しみへと変わり行き 11/4

誰かが何かを言った もういい 誰かが何かに傷ついた もういい photo by ≡Maa's Little Room≡ ☆ 地上の裏で叫ばれる悲鳴 其れさえもが聞こえてくる ・・ どうかしている 恨み言 一つ 神様 貴方は陰湿で意地悪だ 11/2

誰も責めたくは無い 誰のせいにもしたく無い 子どもの時から持ち続ける此の思いを 是だけは失くしたく無いと云う此の想いを 何故 今頃 剥ぎ取ろうとするのですか? 10歳のあの時 私は 自ら選び 自分を埋めました 暗闇の中 泥だらけで穴を掘って 自らの手で …

想いの欠片を拾い集めたら 涙が零れた 溜め切れずに 其の辺に放り出したものは 余りにも大きくなり過ぎて 今にも私を覆い隠しそう それならそれで良いのに・・ と 心の何処かで呟いて そんな私を もう1人の私が嘲笑う 10/31

私が私で居たいから 誰の笑顔も壊したくないから 私の持ち得る力で 叶えられるなら 幾許かでも 其の幾許かのものに 全生命を懸けても 後悔はしないでしょう 例え 心に血の雨が降ったとしても 悲劇のヒロインなんて演じたくない 自分でそんな世界に浸るなんて…

現実なんて関係なく 瞳の奥に浮かぶ 木漏れ日に 想いを委ねる 開く蕾に 散る花弁 何思うこと無く 何意図すること無く photo by berry^3 為すがまま 在るがまま ☆ 時流れし理由(わけ)を 知り得ているが故に 生受けし存在を 認めているが故に 終わらない夜が…

終わらない夜 消えていく日中 闇に喰われる夢 身の毛が弥立つ程の恐怖の中 白い空の夢を心に描こうと必死に踠く 10/30

胸を突き刺す想いは消えない 遮られた扉は開かない 冷たい硝子に手を当てて 向けられた視線は 扉の向こう側なのでしょうか 扉自体なのでしょうか photo by LOSTPIA 縛られた両手両足 ☆ 心の足で歩き 心の手で触れる 皮膚一枚隔てた 外と内 計れぬ均等に 微か…

大きく見えて小さく 小さく見えて大きく 瞳に写し取られる映像は 摩耶化しの遠近法 目に見えるものが photo by 写真素材palala 必ずしも ☆ 其の侭 真実ではなく 解り切った事を 何故か 人は忘れがち 10/26

眩さに反応を示さず 静けさを拠り所にして 見詰める先は 果ての果て 止まった時間の一齣一齣が スライドされて 途切れ途切れに 流されて行く photo by 切り取られた部分には ≡Maa's Little Room≡ 何があったのか など ☆ 考えることが無駄に思えるほどに 次か…

蒼き空はいつも其処に存在し 白き雲は静かなる時の流れ行くを伝え 風は草木を揺らし命の存在を伝えてくれる 瞬きほどの人の命 されど必要なる存在 全ての存在なくしては photo by 天の欠片 在り得ない 今 と云う刻 ☆ 10/25

限りない時の 限られた時間 過ぎた日々は 此処には無い 記憶という名で photo by berry^3 異空間で保管され ☆ 時間と共に 其処に繋がりし路は 細く そして 知らぬ間に 長くなっている いつまで その糸を 手繰り寄せられるのだろう ・・・ 静かに降り続ける雨…