誰も責めたくは無い
      誰のせいにもしたく無い
 
      子どもの時から持ち続ける此の思いを
      是だけは失くしたく無いと云う此の想いを
      何故 今頃 剥ぎ取ろうとするのですか?
 
 
      10歳のあの時
      私は 自ら選び 自分を埋めました
      暗闇の中 泥だらけで穴を掘って 自らの手で
 
      泥と血が混じったあの手を
      私は思い出したくないのです
 
      遠くとも鮮明なまでに覚えている日々
 
 
      それは 今尚 私の心を凍らせる

 
 
                                           11/1