2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

満天の星 月になれなくとも 太陽になれなくとも 小さくとも 懸命に光放つ星のように 輝き続けられるようで 在りたいと 願う 6/1

何もかも 窓の外 感情の全てを隔離する 見えるけれど 見ない 敢えて見ない 遠い世界に 心を飛び立たせ photo by maa* 大事なものを抱え込む ☆ 自分の気持ちを 再確認するために 5/30

幾つもの事を 平行して 行っていく 余りにも 日常化した出来事 どんな時でも どんな状態でも photo by LOSTPIA お構い無しに ☆ 飛び込んで来る諸々 心の奥に 無機質な空間を置き 私は その壱つ壱つを 見つめ 考える 5/30

会いたくて 会いたくて 彼方の微笑を 想い出す事は出来るけれども 触れる事が出来なくて 彼方の優しさは photo by maa* 今も胸に残っているけれども ☆ 其れ故に哀しさも増す 彼方の声は消え掛かり 私の名を呼ぶ声だけが 繰り返される 彼方の笑顔は 私の傍ら…

小さき頃の想い出は いつも 胸の奥 仕舞い込まれた箱の中 時折 開いては 私を優しく誘(いざな)う 私の背よりも高かった 菜の花畑 photo by 篁 花と花の隙間から見えたのは ☆ 澄み切った 青い空 5/27

想う傍から もうひとつの想い 風に触れたい 此処で触れる風があるでしょ 失くした時間 違う時間を過ごしたじゃない photo by LOSTPIA 叫ぶ傍から ☆ 泣こうとする傍から それを許さない自分が居る 自分だけ? 此れくらいで? と 嘲笑う自分が居る 想い出の中…

日の光に目を伏せ 目を閉じて 月の光さえない闇夜を眺め 見上げ 其処に映し出されるものは 壮大なる宇宙で在ろう筈もなく 単に 自分の心に小さな石ころがこびり付いている その事実を知らしめる為だけに 映し出された幻像 5/26

何処へ行くのか 何処へ行こうとしているのか 分かっていて 分からない世界 明白なるは photo by LOSTPIA 時間だけは 確実に流れている ☆ ということ 其の先に見えるものが 如何なるものであっても 受け留めるしかなく 5/25

終わればいいと思う 終わらないでと思う 繰り返される出来事は 寄せては返す波 無闇に防波堤を造れば 新たなる被害を生む 波に因って攫われたもの 波に因って壊されたもの 目にする残骸も 全て 何時かは 小さき砂となる 5/25

自分の中に醜く宿っていく愚かさは 霧が晴れていくように 掻き消されて行く 思考が闇へと続く道を辿ろうとしても それを いとも容易く引き戻してくれる 人から伝え来られる 様々なる想い 人の心は 迷いと茨 photo by 雨音 一つ間違えば 全く異なる未来を造り…

身体の殆どが麻痺したままに 脳細胞までが停止しようとして 残された 発条の限界を計算しながら 指令を送り続ける 途中 途絶え途絶えしながら も 春が過ぎ 夏が来て そして 秋になり 何時か眠れる冬が来る 5/23

突然の慌しさ ただ 只管に 目の前の作業をこなす 何かを考える余地も無く 夢は 忘却の彼方へと 気付かぬ内に 追い込まれ 鍵が掛かる photo by berry^3 ☆ 停止しそうな思考回路 一本の回線に 集中させ 繋がっている全てを 心へと手繰り寄せ 維持させる 想い 5…

心の安らぎ 見せる夢は ちらほらと 春に舞う幻の雪 暖かな春の日差しを背景に 深緑を透かしながら 舞い降りてきては 消え行く 記憶の奥の欠片たち photo by LOSTPIA 副産物として 生まれ出でた ☆散りばめられた 想いの数々 優しい心音は、失われる事は無く …

心誘う(いざなう)風は 何処から来て何処へ行くのでしょう 何かを言わむと 心に優しく語り掛けてくれる 言葉の数々 細き枝葉の先まで 何かを伝えむと photo by maa* 私に触れる ☆ 心を無にして感じられるもの 心を地に還して伝わり来るもの 其れらは 古の時…

桜の花が舞い散る中で 淡い緑が靡いていた 咲誇る桜の木に近づけず 心遠く ただ見てた あの ほんの短い時間 が流れ 気付けば 桜の花は終りを告げて photo by 篁 ☆ そして 今 花弁 舞い散り 淡い緑が風に舞う やわらかい緑色に誘われて 思わず近づき触れてし…

想い出はいつも遠くに在りて 優しき風と共に淋しさを運び来る 想いいずるは 何時の時 夢に見し時 夢魅し時 夢憧れし時 夢持ちし時 photo by 篁 ☆ 変わらぬ想いは此処に在りて 尚も私の心を騒擾せし 5/18

降りそうで降らない雨 零れない涙のよう 例え様の無い色の 空 戸惑っている心のよう 空を 唯唯見つめれば 心に降り注ぎしは 千切られた雲の欠片達 静かに 静かに 舞い降りては 幾重にも重なり行く その優しさに 一粒の涙が零れる 5/18

夢見し 其れが 夢 夢追いし 其れが 夢 追いかければ追いかけるほどに 遠くへと足早に掛けて行き 背後から迫り来るものから急き立てられる 底見えぬ暗闇の谷間へと ふわりとするりと舞い降りる 透明な衣を羽織り 乳褐色帯びた空色を放ちながら 5/18

見詰める先は いつも 光り在る世界 視線は 其の根底となるものを捉えて離さない 訝しい出来事 ひとつひとつは 哀しみを呼び寄せ 様々なものを巻き込み photo by LOSTPIA 攪乱と共に 見えない筈の 真実を伝える ☆ それでも 人を造りし細胞のひとつひとつに 優…

伝わらない想いは宙を舞う 其の人の 誠実な想いが 全て 無と化した 其の時の情景 思い出すではなく 過ぎっていく 意図せず 繰り返し 繰り返し 目に浮かぶ情景は 積み重ねられた現実が 無駄だったことを示す結果 無力なる我が身が ただ 情けなく 辛い と云う…

想いは遙か山懐 消えしものを追いもせず 心に遠き空を置き 流れ来るは見果てぬ夢 5/11

揺れる心は 何故 柔らかさを維持しようとせしは 何故 望むものは 望まないもの 欲するものは 欲しないもの 願うものは 願わないもの photo by maa* ☆ 笑顔の中に 涙が 怒りの中に 悲しみが 涙の粒に 夢が 憤りは 自分に向けられ 涙は 河へと流され 夢は 湖深…

目が覚めれば 見事なまでの青い空 余りの青さ 眩い日差しが 胸に突き刺さる 過ぎた時間が 長い夢だったかのような錯覚 photo by maa* ☆ あれは 現実ではなかった のでは ないだろうか・・・・ 全てが悪夢だったのだと もう一度眠りに就いて 目が覚めれば 違…

心の叫びを消せない 咽び泣いているものを 地中へと戻せない 悲しみと哀しみは入り混じり 今を消し去るほどの 破壊力を持ちて 過ぎし日々が photo by LOSTPIA ただ 辛く心の中を流れる ☆ 心の何処かで 誰かを責めていた 誰かに憤っていた 其れらは 今は ただ…

明やらぬ空を見る 明やらぬ世界を見る 明けない夜が無い事を知っていながらも 雨止まず 曇った空 世界の中に浸っていると そのまま 淡い闇の中に吸い込まれていきそうになる 掌に落ちる雨は あまりにも小さな粒 それなのに 心はその雨粒の中へと吸い込まれて…

決めなければならない覚悟が決まらない 揺れる想いを 必死に掻き集める 必死に言い聞かせる それしかないのだからと あらゆる手は尽くしたはず 出来る限りのことはした 他に術は無いのだからと 冷静になって 今一番良い方法を 取らなくては と 無きに等しい…

眩い日差しは 夏の残像 色鮮やかに 断片的に 過ぎって行く 想い出の欠片たち 涼しげな風が まだまだだよ と言っている 笑み零れる 私の傍らで 芥子の花が しなやかに風に揺れ 時を戻して行く 反射した光だけが 遠き夏の余韻 5/5

どれだけ想いを馳せても 戻らぬ日は 裾を通り過ぎる風のよう 衣擦れの音をさせて 見えないまでも 其の存在を伝えている photo by TS ☆ 言葉に尽せぬ想いの欠片達を ひとつひとつ 掌に取り 問い掛け 無い答えを聞き 過ぎ行く時間たち しなやかに揺れる 小さ…

揺れる面影 何する人 心に落ちた影 何ゆえに 散り行く木の葉 離れない 遠くに在りて 見つめる目 変わること無き 哀しきまでの想い 触れること叶わぬ 儚き夢 5/4

降りそうで降らぬままに 何をや語る風 噛締めた唇は 語れずの言葉 吐き出されること無く 身体の中を駆け巡る 見上げる空は物言わず 冷たい視線だけを鋭く注ぐ 5/2