伝わらない想いは宙を舞う
其の人の 誠実な想いが
全て 無と化した 其の時の情景
思い出すではなく
過ぎっていく
意図せず
繰り返し 繰り返し
目に浮かぶ情景は
積み重ねられた現実が
無駄だったことを示す結果
無力なる我が身が ただ 情けなく
辛い と云う言葉を呑み込んで
濁流と成って 音も無く 全身を廻る
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