2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

仄かな明かりを織り込みながらも 視界一面に広がる 不透明さ 見えない世界 如何に事実を突き付けられても 理解できない現実 photo by maa* ☆ それは 衝撃的なまでに 色濃く 瞳の奥に 入り込みながらも 感覚だけを奪い去っていく 3/30

現実なのか如何かさえも わからない世界を漂う どんなに目を凝らしても 真実か否かなど 判断が付かない 何が真実なのか photo by LOSTPIA 見分ける術もない ☆ 心の声を そのまま聞き入れれば 全てが真実に成ると云うのに それに抵抗せし 自分が居る 3/28

何処まで続くとも知れぬ路 あの時見た路 後悔しない為に 歩くことを決めた路 終着地点に近づいていた筈なのに まだ 路は続いている photo by berry^3 ☆ 難しいことなど 始めから承知していた 其れなりの覚悟もできていた どんな結果に終わったとしても 後悔…

空模様と同じ 分刻みで変わる 心の色 表しようの無い色 吹雪く雪 静かに 舞い降りる雪 形を変えれど 止むことは無き風 昨日見た 青い空を また 見ることは できるのだろうか 3/25

目を瞑ろうと 耳を塞ごうと 現実は 其処に在る 変わることなく 存在し続ける photo by 雨音 ☆ 無情なまでに 消えること無い現実なら 真っ直ぐに 見続けるしかない 3/24

見えない結果に 不安や焦りを覚えながらも 平静を保とうとする気持ちの方が勝る 動き出した時計は止められないし 決めれた運命は変えられない それでも photo by berry^3 無駄かも知れぬ ☆ 足掻きをせずには居られない 何もしないで後悔するより やれるだけ…

薄灰色の空間に 途切れ途切れの細い線 枝葉に溜まった雫が 時折 地上へと 向かって落ちる 瞳に映る光景は 逆遠近法を入り交え 遠き景色を 呼び寄せる 3/22

蒼い空に手を伸ばせば 届きそうな気がする 見えない翼が 静かなる音をたて 羽ばたき そのまま 宙を舞い 空へと飛んで行く 夢でできた子どもは 夢を見続ける 夢を見れなくなった時 存在自体が消滅せしことを 無意識の中で認識しているから 何処までも 何処ま…

瞬きほどの 短き時間に 人はどれだけのものを目にするのでしょう どれだけのものを 目にし 目に留め 心へと繋げるのでしょう 苦しみも 悲しみも photo by maa* 全てが 愛する心へと ☆ 其の地へ行き着く為の架け橋 人も自然も その存在を 一途なまでに訴えて…

静かな時の音に 心を奪われ 心を失くす ゆるやかに たおやかに 揺れるは 空気の流れか 心の襞か 幾千万の心の粒子 其々の想い 壊れることなく 消えることなく いつまでも いつまでも 浮遊し続ける 3/19

行く風は 時の流れをただ刻む 全てが過去で 全てが未来 全てが今と繋がり 世界は 時を止めている 揺るぎ無いものなど 在る筈も無く 承知した上で其れを許さず 自然に逆らう想いを 風が笑い飛ばす 己が己で居る事を拒否している 止まった時の中で

還りたい時が在る 戻りたい時が在る 真剣にそれを望んだ時が在る その奇跡を信じた時が在る 全霊込めた願いは 聞き届けられる筈もなく photo by maa* 諦めは 苦集滅道 悟了の世界へと繋がり行く ☆ けれど 弱き心は その理念を素直には受け付けてくれず 浮遊…

創られる世界 創る世界 事実ではなくとも 真実に違いなく 追い掛ける世界は photo by 雨音 消えること無き 我が想い ☆ 全てのものが 眠りについても 消えること無き世界 3/18

白みを帯びた空から 静かに静かに そぼ降る雨 開けた窓から 入り込む空気は 草原に佇んでいる様な 錯覚さえも覚える 噎せ返るほどの 春の香り 3/17

余りにも鮮やかな記憶は 色褪せることなく 何ひとつ変わりはしない 胸に痛みが刺す以外は けれど 想い起こされる景色は 其の時の気持ちまでも 呼び覚まし 体の隅々にまで 優しさを行き渡らせる photo by c16 ☆ 今もなお 変わらぬ世界は 其処に在るのでしょう

時が止まることは無い 望むと望まないとに関わらず 想いを馳せる “其の時” も 時間の流るる “今” と云う 時の中 photo by 雨音 ☆ 3/16

通り過ぎていく時間 私だけを置いてきぼりにして 私は 私だけの時間の中で 息をする かけ離れた時間 かけ離された時間 それは ひとつの空間を創って 私を閉じ込めている photo by 雨音 ☆

箇条書きにされた仕事 処理され 引かれる斜線 引かれるそばから 増えていく項目 繰り返し 迫り来る時間 不定期な慌しさ 途切れることの無い photo by LOSTPIA その現状に ☆ 麻痺していく 心と体 その感覚 無機質さを 纏い掛け 尚も 瞳に映し出される 創り出…

暖かな日差しに 肌を刺す 冷たい空気 白と 路面の黒の コントラスト 蒼い空に舞う 白い雪 幻想的な世界に 生きとし生ける 全てのものが 息を潜める 3/13

静かな夜 静かな時 時計の音さえも 聞こえはしない photo by LOSTPIA ☆ 静寂さに秘められた 不安の中の 安らぎ

幾多もの心を持て余す 持て余しながらも どれひとつとして 切り捨てることさえ 出来もしない 雪は好き 白一色にしてしまうから 私には出来得ぬ事が 其処には存在しているから 3/12

ひらひら ひら と心の中に 雪が舞い込んでくる 繋がっている今と昔 心の底に 舞い降りた雪は 昔感じた感覚を 呼び覚ます それは胸の辺りから 春色に変わりながら 全身へと広がっていく

雨がしとしとと降っています 静かなる雨音が聞こえます 聞こえるはずの無い 雨音が聞こえます 目に映し出されたものが 音を運んで来るのです 見えるもの 見えないもの その全てが 地球からの言葉となって 3/11

只管前だけを見て 歩いていれば 気付くことさえも無い けれど 確かに そこに存在している 気付かぬまま歩くのは photo by maa* 勿体無くて ☆ 欲張りな私は 駆け足で歩く時さえも 目線だけは スローモーションに 切り替える 3/9

小さな花を見つけた 誰も気付かずに通り過ぎるような そんな 小さな花を見つけた 冷たい風が吹く中で 3/8