2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

真夜中2時半の電話 其の意味するものは 息飲む緊迫感 明るい声で 語尾を上げ 1オクターブ高い声で photo by LOSTPIA 「どうしたん?」 ☆ 昼日中の会話のように 見えない 電話の向こう側に 恐怖に慄くから 1オクターブ高い声 どうしたん?

名も知らぬ 山野に咲きし 数多の草花たち 記憶に留まりし その 全ては輝いていて 誰知ると無くとも 気も留められずとも photo by 花遍路 静かに誇らしく ☆ 誰に恥じるとも無く 堂々と生きて行きたいと そう思い見つめていた 幼き あの日々 そして 今も尚 ・…

悲壮の覚悟で追い求め 疲れ果てたその末に 見るは幻? 真想? 背高き草 靡く中に 淡く鮮やかなる撫子の photo by 花遍路 風に吹かれる様 ☆ 忘るる事など無く 細部まで心に刻まれ 何処かしらから 吹く風と共に 蘇えりし その姿 9/29

激しく 果敢無く 何時の世も 永久の時に身を置きて 夢想の中に居て 無想に帰す 浄化の影に一筋の涙 photo by 天の欠片 ☆ 9/27

泣くほどに 紅く燃え立つ 曼珠沙華 photo by 天の欠片 ☆ 9/27

想い起こされる 庭に咲きし 数々の花々 その時を共有せし人たち と共に その時の空気も風も 胸の奥に留め置かれし ☆ 在りし姿のままに 9/26 photo by ≡Maa's Little Room≡

忘れないで下さい 私は此処に居ます 置き去りにしないで下さい 私もあなたの一部です 閉じ込めないで下さい あなたがあなたではなくなってしまう photo by LOSTPIA 小さく叫び続ける声 ☆ 花で埋め尽して 静かに封は為された 紐解く事に躊躇しながら 戸惑い迷…

冷たい風が身を切る 何時の間に 夏は終わったのでしょうか 秋の気配失くし掛けた蕭蕭たる夜風 photo by 写真素材palala 電灯灯る夜空に ☆ 冷たい空気が刺す 輝いている筈の星は 何処へと姿を隠したのでしょう 9/24

怒りさえも通り越し 心が消えた あの瞬間 あの時を あの感覚を 忘れる事など有り得ないのでしょう 現実と思えぬ現実を目にし その場に居る事さえが堪えがたく けれど 立ち去る事など photo by 天の欠片 私には 出来よう筈も無く ・・ ☆ 感情と云う感情を捨て…

ゆっくり ゆっくりと 両手で 押して 重い扉を 静かに閉じ 壱つの想いを閉じ込めた 出来得る限りの 限界を超え もう術は無く photo by LOSTPIA それでも 捨て切れない想い ☆ 足枷となる想い 閉じ込めるしかなく それが 私に残された 最後の選択 9/22

降り続く 降り続く 絶え間なく降り続く雨 見る事叶わぬ日差しを 心の何処かで 探している 曇り霞んだ景色 ぼんやり眺めながら photo by 写真素材palala ☆ 上がらない雨が無い事を 知っていながら 永遠とも思える時 9/21

夢見し後の儚さは 夕立の後 残り香は 幾許かの虚しさと 切なさを胸に抱かせ より青き空を 目の前に突き付ける 無風の場所など 極僅かなる範囲 立ち居る場所にて 一瞬のもの 流れ行く星 追うこと叶わず されど 闇照らす 小さき星の壱つ 其の存在 消えること無…

夢流れ 夢流し 吹く風に 遠くの雨浴びる 雲の層 通り抜け 妖艶な 陽射し まどろむ事を 許さじ 蒸された蒸気 時折混じる 遠くの雨の香 8/9

壊れた時計はエンドレスで 同じ時を刻む 終わる事無く 終わる時無く 始まりはあった筈なのに それさえも 今は 同じ時の中 私が嫌う世界 繰り返される時の世界 消えない想いは あの時のままに 優しげに 風を送り続けているのに 9/5

凄まじい勢いで流れて行く暗雲は 途切れることも無く 見える筈の扉を 覆い隠す 裸足で歩く砂利道の 石は余りにも刺々しく 背を押す黒い影は大きくて 抗うことを最初から諦めて 歩みを止めることなど出来ない 出ない涙は止めようも無い 心の奥を覗き込めば ど…