降りそうで降らぬままに
    何をや語る風 
 
    噛締めた唇は
    語れずの言葉
 
    吐き出されること無く
    身体の中を駆け巡る
 
  
    見上げる空は物言わず
    冷たい視線だけを鋭く注ぐ

 
 
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