夢みて 夢探して 夢追い掛けて
突き落とされる谷底は
いつも突然で 予期していたことで
それでも
攀じ登ればいいと
落ちたショックよりも
それから先の 生き方を見詰め
只管に 登れる場所を探す
上から落とされる岩を
苦しいと思うよりも
落としている影に
心は 哀しく翻弄される
愚か為るは我が身なり
と 虚無が襲い
全ては運命(さだめ)
と 無我の極地を見極めようと試み
それでも 諦めたくは無い
と 心が叫ぶ
鳴く鳥 羨ましく
誤魔化しながらでも
鳴きながら 泣く事が出来るのではないかと・・
・・ 愚かなる戯言溢しつつ ・・・
見えない最果ての地
路翳みても
それでも 歩くしかない と
諦めを覆い隠す 確固たる意思
11/11