白い空の片隅に隠れた
      想いを紐解いて行く
      止め処無く溢るるもの
      白き雲から蒼き空へと散って
      混ざり合って行く
 
 
      知らない
      と
      一言口に出せば
      誰聞くと無くとも
      我が身聞くこと為りて
 
      流離う言霊は
      還り来るべき処へ帰り来る
 
 
      路に迷ったもの達だけが
      そのまま空に留まりて
      遠く近く
      曖昧な距離を保ちつつ
 
      何気に心を揺さ振る

 
 
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