青き空見れば
何変わるともなく
流る時間
 
思い起こしたく などない
刻 ばかりが
浮かび上がる
 
 
青き空 流る白い雲を 背景に
感情 無きままに

 
 
 
 

 
                      どれほどの現実が
                    現実と言えるのだろう
 
                    其処に含まれた真実は
                   どれくらい在るのだろう
 
 
                   積み重ねられた出来事は
                      空まで届きそうで
                     重く心に圧し掛かる
 
               まるで小説の中のような出来事は
              読み終えて リセットするしかなく
 

 
 
 
        揺れる儘に
        綴る想いは
        摩耶化しの言葉
 
        朦朧とした
        意識の下で
        繋ぎ止める為の
        言の葉
 
        夕闇の中に
        浮かび上がる陽炎
        見える筈も無きもの
 
        木魂する声は
        地下からの叫び
        地中深く埋め込んだ
        想いの断片

 
 
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