夢と幻 其の狭間で
目にするものは
現実 事実 夢現
先行く影を
追い掛け追い越し
けれど
踏めぬもどかしさ
隔靴掻痒
止め処無く溢るるは
心底に沈殿し
濁りか 想いか
歪む悲愁
日を見ぬ向日葵
八千草 藪畳
繁茂に佇み
風運びし
日の香り浴びる
遠き日の陽炎
今も瞳の奥に
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