見上げる空は蒼く
    全てを嘲笑うが如くに
 
    何処からか聞こえる
    名も知らぬ 鳥の声
    空の広さを物語る
 
    小さき人間が
    小さき事で
    右往左往する滑稽さ
 
    伝え来る風の
    来る先も 行く先も 知らぬれど
    その存在だけは 明らかなりて
 
 
    それでも 揺れる
    言葉にならぬ 心の襞

 
 
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