c16 さま

変わり行く時は哀しく
心に釘を差し込んでいく
時の流れと共に
深く深く・・・
 
「もう なにもいらない」
と 貴方が呟いたから
「私の心を半分あげる」                     photo by berry^3
と言ったのです                                    
 
掬っても掌から零れる
貴方の心を どうする事も出来なかったから
 
それが 私に出来る唯一の事だったから
 
もう 随分と昔のように感じられる
あの一時・・・・
永遠に続く 一時
 
 
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