絶望と云う名の淵 覗き込む
底見えぬ 暗き空間には
白き花壱つ 浮かび上がらず
 
 
想い描く
 
吸い込まれそうなまでの 青い空
流れる行く 白い雲
頬撫でる風に 視線を落とせば
靡く 名も知らぬ草花の群れ
 
 
 
抱き締めても 抱き締めても
風は通り抜けるだけ
 
 
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