少しずつ 明らかに為り行く事実
解いていた絵と 寸分違わぬ様に
思わず零れる溜息
 
あまりにも其の儘 故に
差ほどの衝撃はなきにけど
幾許かでも 外れていて欲しい と
願った想いは 崩れ去り 塵と為り行く
 
 
地面に鏤められた 雪柳の花弁
地上の上にて あくまで白く
 
 
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