遠くに在りて 心馳せる
想いは いつも
遙か 彼方
消えかかろうとするものを
懸命に繋ぎ止める
此れから 来るであろう
苦々の日々を
唇噛みしめて
只管 耐える
其の先に 笑顔を見出さんと
懸命に 心を繋ぎ止める
己に出来し事は 己の事のみ 其れを 心に留め置き 此れから先の 歩く道を 自分の言動を 決めねばならぬ と 心に 重き石を置く
建造物の 隙間から
見えし太陽は
雲に包まれ
光り淡く
人は 雑草と言って 草を抜き
緑 と言って 木々を植える
愚かなりし行動なれど
愚かなりし あいらしさもありて
切なきなれど
作られし 木々の花の香りに
心 安らぎを 与えられたりもし
沈丁花が 日蔭の中で 咲いています
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