2006-01-01から1年間の記事一覧

捨てない希望 捨てられない希望 叶うかどうか ではなく 想いが強いか否か 只其れだけで 捨てる事など出来もしない 登る階段は 如何ともきつく 急でありながら 休息の踊場さえも無い 軽く薄笑いを浮かべ 歩いてみませう 行ける処まで 否 必ず其の処まで 満面…

過ぎ行く 時 に 身を置きて 移り変わる空 は 消え行く空 の反復 瞳 閉じても 目に浮かびし景色 真夜中の静けさ 何 想うでも無く 此の世の刹那さ 徒 胸に沁み入る 8/14

歩く道 先など見えず 時折 現在位置さえ掴めず 四方 樹木に囲まれていたり 草原の上に居りし時も有りて それでも 見つめる先は 想い描きし空 青き青き空 胸に抱くは 小さき白い花 風に靡く撫子 見えしもののみが 現実ではなく 流れし時間も その時にて違い …

揺れる心は 愚かなりし証 それとも 心の均等図る為 その詰問自体が 愚かなりて 知り得る答えを ただ見まいとする 己の弱さの証 されど 知り得て尚 揺らぐ心 如何とも仕難く 8/10

消えし過去を胸に秘め 見えぬ世界を見続けて 何する人ぞ 分からぬ我が身 如く為りし 時在りて 小さな塊として 閉じ込めた想いは 知らぬ間に流出し 全身を駆け巡っている 信ずる想いが 我が心の均等を維持させる 消えかかる炎 それでも 消しまい と 8/10

見た空切なく 夢を語る 眺める時ゆるやかなりて 沈黙の時を弄ぶ 消えしもの 再び呼び戻さんと 心に唱える呪文 封印の時を破る 我は 我なりて 我以外の何ものにも 成り得ず 8/3

乳飲み子のように ただ 泣いていられたら 心は幾分かなりと 安らぐのだろうか 繰り返される時が恨めしく 終わり無き事が苦しく ただ ただ 誰かに縋って泣いて居たいと 愚かなる湖に 身を沈める 8/3

笑い流せたらいいと 総て 総て 其の儘水に溶け込ませ 流せたらいいと 心の何処かが呟いた 弱き者よ 空を見よ 消える事無く 星は瞬く 日の光 輝こうとも 其の瞳に映らないだけで 無くなる事など 有り得はし無い 8/3

今も 昔に為り行くと 知り得る 今を生きずに 明日無きも知り得る 過去に為り行く 今を 懸命に生き繋いでの 今を振り返りし未来 其の時 在りし 永遠為る時の 一齣為る 今 其の一瞬も 永遠為る時 8/1

消えた空を追った 消えて尚追った 見えなくなる事に 耐え切れず 追わずになど 居られずに 追って追って 息切れても 夢潰えて 息出来ぬよりはましと 全速力で追い続けて 生きていたくて 真の意味で 生きていたくて 8/1

恨む術を教えて下さい 何を恨むか 教えて下さい 出来得ぬものを 如何とせむ 知らぬものを 如何とせむ 此の現実に どれ程耐え得るのか 誰知る事や 如何に知るや 胸の内 誰に明かす事無く 夜空に投げ掛ける 8/1

終わらせまいと画策し 其の愚かさに嘲う 風は吹くように吹き 草木は為されるが儘に 其の時を生き 其の自然の有りき姿に 己の大愚さ 骨身に沁みる 7/27

夢見し時が永久ならば 永久為る時を生きませう 慌しさの中 掻き消されていく諸々を 片っ端から書き留めて 残された時間の中に詰め込む 空に輝く星 此の手届かぬならば 手を掲げたままに見つめ続けましょう 分刻み為る 残されし世界で 時間と自分のバランス …

眠れぬゆえの 子守唄 静寂立ち込める 心に流ゆる 誰聴くでも無く 誰聴ける理由でも無く 我が心にのみ 奏でられる 草木のざわめき 伴奏に 途切れることもなく 心に鏤められた 星屑数え 静かな夜に眠る 7/25

一度止んだ雨が また降っている 窓際に立ちし時 微かな雨音にて 気付く 諦めるしかないのか と 唇噛み締めた想い また 見詰めている 容易に諦め切れるものなら 何ら 苦痛を伴うことも無いのでしょう 諦めない 諦め切れない 消えない 捨てられない 幼き時 届…

見に行きたいと 年と云う月日 切に願いし 叶わずに 居て 其処に存在せし映像が 胸を打つ 忘れたわけじゃない photo by 天の欠片 封印したいだけ ☆ 気付かない振りをしていたいだけ 分かりきっていたことなのに 目にした瞬間 零れる涙 7/17

猛雨の後に残された雫 天の残涙 浮かび上がる景色 目の前に広がる近景 映し出す ゆるやかな 曲線の世界 何処からか 光放たれているように 輝いて photo by 天の欠片 映し出された世界は ☆ 鮮やかで 其処に もう壱つの世界が 存在しているかのように 7/17

泣き止んだんだね もう 気は済んだの? 激しい雨の後 眩いばかりの日差し 待ち受けている ことを 誰もが信じて止まないから 誰も 不安など抱かない 白き空が 青に変わる明日を 誰もが知っているから 霧が掛かったような景色も 優しい瞳で 見続けている 7/17

過し時 切なくて 想い馳せる 記憶の中の宇宙 様々な星を渡り歩き 此の星へと 辿り着けない 着きたくない 心の我が儘 時には・・ と 甘えさせ 時間の狭間に嵌まり込み 7/17

激しく揺れる枝葉の 如何に品矢かなこと 何ものにも屈せず 何ものにも恐れぬように 葉は 常に天に向けられ 何かを恨む気配もなく 全てを受け止め 受け流すが如く 自然の中にて 息衝く気配 明日を信じ 今を過ごす 7/17

激しい雨の中 魚が泳ぐ 白みを帯びた景色 蒼色へと吸い込まれ 遊泳 無心に 只 其の時を満喫する様に 自由空間 想いの儘に photo by LOSTPIA 地面打ち付ける 雨音 ☆ 魚の跳ねる音と相俟い 無数の魚を 瞳は追い続ける 漠然とした意識の中 ふと過ぎる ・・ 何処…

止まらない空に夢を見る 流れる星に夢託す 消え行く空も 見ゆる空も 欲張りに腕に抱え込み 重さに耐えかねるよりも 胸に入り込む光に酔い痴れる 恍惚為る時は 悪魔の囁きか天使の導きか 頬伝う生暖かい雫が 抱え込んだものを溶かして行く 表徴と光 残したま…

流れない涙は 溜まり行き 澱んだ水へと換わり行く 今更流して何とする 皆顔を背ける程に 醜悪なだけ 桜の花は何時散ったのでしょうか 薔薇は何時咲いて何時散ったのでしょうか 杜若も菖蒲もこの目にすることも無く 止まった時空 記憶の中で 鮮やかに咲き続け…

笑いを忘れた小鳥 鳴いて 泣かずに鳴く術 身に付けて 誰かに届く その声を 止める事など出来もせず photo by Space 5 羽ばたけず ☆ 高き高き 木の枝に 止まりて 誰か 見上げても 目に留まらぬように 木の葉に隠れ 鳴き続ける 誰かに届くと 知り得る故に 声聴…

流れ行く時から隔離され 移り行く四季気配知る由もなく ふと気づく激しい雨音 或る日感ずる蒸せる空気 夏近づきを知らせる空色 photo by したい事は山の様に ≡Maa's Little Room≡ しなくてはいけない事も山の様に ☆ 出来ぬ我が身が 此処に壱つ 7/13

吹っ切れない想い 我が身を想ってか 人想ってか 如何することが良いのかと 只只管に 答え追い求め 出口の無い迷路で座り込む 歩く事に疲れ 我振り返る気力も乏しく photo by c16 さま 内なるものに吸い寄せられるように ☆ 小さく小さく蹲って行く 後少し 後…

揺らめく空に映る影 如何様にでも 見える様に見え 真の映像など 知り得ようも無く 時の流れが作りし 映し絵 同じものなど無く 故に 全ては記憶の中 閉じ込めらた其の時の 其の儘に 色褪せること無く 永遠と想える時空に宿る 7/6

私は 自分を責めることしか出来ない 私は 他の誰でも無いから 誰の事も 真の意味で解かりはしない 解かってしまえようも無い だとしたら 己以外の 誰を責めることが 出来ると云うのでしょう ・・・ 6/30 photo by Space 5 ☆

全て壊れて仕舞えばいい そんな言葉に襲われて 己の愚かさを知る 笑えない 哂えないほどの醜さ 空を見たくても 開かないカーテンを 開ける事も出来ず 全身を流れる血の 冷え行くを感じる 6/30

消え行く灯り 儚くて 寄せる想い 拙くて 失われ行く言葉たち 目にしたものを 其れを其の儘信じられたなら 世界は 変わるのでしょうか 置き去りにされた時 切なくて 失われた還らぬ日々 愛おしくて 混迷する言葉たち 過去も未来も 其れらへの想い総て消し去れ…